漢方は身体のとらえ方に西洋医学との大きな違いがあります。
西洋医学では身体のどこかの臓器や器官に異常が起こると病気になると考え、
原因になっている異常に対して治療を行うのが基本です。
一方、漢方は全身のさまざまな臓器や器官がバランスよく働くことで健康が保たれていて、
そのバランスが崩れたときに不調や病気が起こると考えます。
治療ではそのバランスを整える漢方薬を使います。
胃腸の問題の中でも西洋医学は内視鏡治療や外科手術が必要なガン、
抗菌薬が有効な感染症などを得意としています。
それに対し検査では特に異常が見つからず病気と診断されないような
不定愁訴は漢方薬が得意とするところです。
検査では特に異常がないのに胃もたれ、食欲不振、胃痛、胸やけなど不調が起こる
「機能性胃腸症」に用いられる「オリジナル漢方薬」をはじめとして、
最近では漢方薬の有効性が科学的にも証明され始めています。
胃腸の悩みの解消には西洋医学と漢方薬学それぞれのよさを生かし、
両方をうまく併用していくことが勧められています。


